モノにあふれ、SNSを眺めていても、心からほしい！というモノがない。
お金を払えば、誰でも手に入るその体験に、羨ましいという感情よりも、無駄な金を使いたくないという気持ち。 その結果、その資産が「銀行預金」や「一般的な上場株式・不動産」に留まっているなら、あなたは一つの大きな壁に直面しています。それは、「資産運用の退屈さ」です。 もう、単に「お金」だけでは満たされない。 あなたは、社会に貢献したい、未来にインパクトを与えたい、まだ知られていない新しい技術や、熱狂の最前線に関わりたいという、欲求はないでしょうか。
現在、日本のエンジェル投資家の層が変わっています。 会社を上場させたり、売却した一部の超富裕層が仲間うちで行う未上場企業への株式投資から、サラリーマンエンジェル投資家の出現や、中小企業オーナーや、医師、税理士、または引退後の余剰資金で行う寄付の延長のような応援投資も、珍しくありません。 筆者も、大企業から、スタートアップへの転職と同時に、その転職先スタートアップの株式を購入させていただきました。それまでは新卒から大企業で会社員をしていた私は、未公開株式を買える選択肢があることすら、少し前まで知りませんでした。 その際に、社員としてではなく、第三者として成長企業に投資するエンジェル投資という、応援の形があることを知りました。そんなかつての私のような存在に、誰でも買えるわけじゃない、そのスタートアップの成長に貢献できる、貢献したい人が買える特別な株式への投資についてお伝えします。
エンジェル投資とは？「天使」がもたらす光と影
エンジェル投資とは、創業間もない未上場のスタートアップに対し、資金を提供する個人投資活動です。 「エンジェル」と呼ばれる理由は、その資金が、まだ信用力がない、生まれて間もない起業家の命綱となるからです。
しかし、これは単なる慈善活動ではありません。
光（リターン）： 投資先が上場（IPO）やM&A（企業買収）に成功すれば、株価が数十倍〜数百倍になる可能性を秘めた、夢のようなハイリターンが期待できます。
影（リスク）： ほとんどのスタートアップは失敗に終わるため、投資した資金がゼロになるリスクも非常に高いのが現実です。また、未上場株は流動性が極めて低く、望むタイミングで売却できないリスクも伴います。
「お金を増やす」という一般的な投資目的に、「未来を創る」というもう一つの目的が加わった、高貴で、リスクが高い投資。それがエンジェル投資なのです。
30代、40代のエンジェル投資家が増えている？
エンジェル投資が、選ばれるのには理由があります。それは、この投資が「お金」以外のリターンをもたらすからです。
資産を未来への貢献に
上場株の売買は「数字のゲーム」ですが、未上場株への投資は「未来の物語」への参加です。あなたが投資した企業が、数年後、世界を変えるニュースになる。この興奮は、従来の投資ではなかなか得られません。また、投資判断をするその過程も含め、座学では得られない学びがあります。
インナーコミュニティへのエントリーチケット
エンジェル投資は、その希少性と専門性から、意識の高い起業家や、他の成功した投資家との、他では得られないネットワークを生み出します。これは、あなたのキャリアと人生をさらに豊かにする「金では買えない特権」です。
税制の追い風
日本では、税制上の優遇措置を提供する制度「エンジェル税制」を受けられる可能性があります。特定のスタートアップに投資した際、投資額の一部を所得税から控除できる制度です。詳しくは、経産省HPをご覧ください。
「傍観者」でいるか、「未来の創り手」となるか
あなたの資産は、お金だけではありません。あなたが資産を築く過程で得た経験も、新しい挑戦を求める起業家の「夢を叶える力」になり得ます。
WORKPARKでは、これから初めてスタートアップへの投資を行ってみたい方に向けた勉強会を開催予定です。
詳細は、イベントページをご覧ください。
執筆：WORK PARK 編集部